ACT04 数学オブジェクト指向 [アクション]
数学オブジェクト指向
数学オブジェクト指向は数学を4つに分類します
1つは 本質
2つは 物体(オブジェクト)
3つは アクション
4つは ルール
この4つに分類します
今回は3つめの[アクション]について解説したいと思います
数学オブジェクト指向 [アクション]
3つめは数学オブジェクト指向のアクションです
アクションとは日本語だと、動きとか、動作、行動などの意味があると思います
アクションは物体の動きを意味します
数学オブジェクト指向のアクションは、数学を4つに分類したアクション部分です
数や式などの動作の部分になります
アクションと物体
前回まで本質と物体の説明でした
今回は本質はいったん横においておき、物体(オブジェクト)とアクションについて書いていきます
物体とは、本質を定量化したものをさします
アクションとは、物体を変化させることをさします
物体(オブジェクト)を変化させる
では物体を変化させてみましょう
1+1=2
これで変化したことになります
1+1 という式を 2 という式(または数)に変化させました
左辺と右辺の式の形がちがうので変化させたことになります
この変化を数学オブジェクト指向ではアクションと言います
いろんなアクションがある
1+1=2という簡単なアクションもありますが、ほかにもいろいろなアクションがあります
式の変形はすべてアクションですし、因数分解や、最初のシリーズのテーマの式の展開もアクションです
元の数や式を変化させるものはすべてアクションです
変化自体がアクション
ここで1つ注意が必要です
アクションとは変化すること自体をさします
1+1=2でいったら
1+1 と 2 は物体(オブジェクト)です
1+1 を 2 に変化したその変化自体がアクションです
人間で例えてみる
Aさんで例えてみましょう
Aさんは東京にいて、新幹線で大阪に行きました
物体とアクションに分けてみましょう
東京にいるAさんと、移動して大阪にいるAさんは物体です
Aさんが歩いたり、新幹線の乗ったりした動作や動きがアクションです
Aさん自体が移動したり、体の動きを変えたりしてもAさんが動作になるわけではありません
アクションとはあくまで動作や動きのことで物体のことではありません

