展開について その32
整理し直すの謎3 式の変形 その4
今回は「整理し直す」と式の変形の追加を比較します
追加についてはこちらをご覧ください
比較5 追加 左辺
「整理し直す」と式の変形を追加という観点から比較します
追加とは左辺から右辺への変化ではなく、左辺同士、右辺同士に数の増減があったかどうかが基準です
左辺同士、右辺同士の式を比べて、等式が成り立たなければ追加があったと考えていいと思います
「整理し直す」
「整理し直す」の場合、左辺をずっと追加はありません
左辺側が1つしかありません
ですので追加はありません
$100=50+50$
$=25+25+25+25$
式の変形
式の変形の場合も、左辺をずっと追加はありません
左辺側が1つしかなく、基本右辺側が式が変わりません
ですので追加はありません
$100=50+50$
$=25+25+25+25$
結果
比較5に関しては、両方とも同じと言えます
比較6 追加 右辺
今度は右辺も「整理し直す」と式の変形を追加という観点から比較します
「整理し直す」
「整理し直す」は右辺の方は追加はしません
追加すると左辺と右辺の数値の合計がちがってしまいます
等式の変形のように同じ値を、左辺と右辺の両辺に加算、減算、乗算、除算するのなら等式は成り立ちますが、「整理し直す」は左辺は変化も追加もしませんので右辺だけ追加することはできません
ですので右辺の追加はありません
$100=50+50$
↓ (右辺にだけ100を加算)
$100<50+50+100$ (右辺だけ追加すると、等式は成り立たない)
式の変形
式の変形も右辺の方は追加はしません
式の変形の左辺側の式がそのままなので
右辺側だけ、数の増減があると等式が成り立たなくなります
$100=50+50$
↓ (右辺にだけ100を加算)
$100<50+50+100$ (右辺だけ追加すると、等式は成り立たない)
ですので右辺の追加はありません
結果
比較6に関しては、両方とも同じと言えます